暑い季節にぴったりのさわやか冷茶。
市販のペットボトルのお茶もいいけれど、ご家庭で茶葉を水出しで淹れてください。きっと驚かれるくらいのおいしい冷茶を味わっていただけます。
おすすめの茶葉は煎茶、玉露、深蒸しなど。緑色が濃いか、葉が針のようになっているものほど、うまみがたっぷりです。
水でだすだけなのに、なぜおいしいのか!?
茶葉の持つ成分は浸す温度によって、抽出されやすいものが異なります。主にお茶の味は3種類、茶にたくさん含まれている体に良いカテキン、コーヒー等に多く含まれるカフェイン、甘みと旨味のアミノ酸類のバランスで個性がうまれます。
カテキンとカフェインは渋みや苦みの成分。カテキン類は低温ではあまり抽出されず、時間をかけて成分がでてきます。カフェインは高温ならすぐにでて、低温だとじわじわとでてきます。
アミノ酸類は低温でもよくでて、時間もそれほどかかりません。
こうした成分の特性をいかしているのが水出しです。渋みの多い深蒸し茶でも、うまみがたっぷりひきだされます。
そしてぜひお試しいただきたいのは、和紅茶の水出し。紅茶は発酵させているので、本来水出しではあまり味がでないのですが、一晩12~24時間程度かけて水だしすると、烏龍茶でもなくホットの紅茶とはちがってさらりとした旨みを堪能できます。
ぜひ
梅ヶ島の和紅茶でお試しください。
またお好みの味になる茶葉の量、お水の温度、抽出させる時間をみつけていくという楽しみもあります。
どうぞ茶葉で本格冷茶を味わってください。
濃い味・濃い色を味わいたい→ 深蒸し茶
甘みと香りをさらりと味わいたい → 本山茶
旨みたっぷりの贅沢な味わい → 玉露